旅と乗り物時々その他

アジアや国内の紹介、乗り物その他日常のお話

日本航空のLCC ZIPAIR

今回の記事は画像もなく、また自分の旅などでもなく標題の件を主観で語るだけです。

正直な話、この件に関しては否定的な意見です。

乗り物好きとして色々と思うとこがありますので。

 

今月上旬、僕がマレーシアに居た時に発表されました。

前から日本航空LCC事業に参入すると公表してましたがついに会社の名前、就航路線や就航日の目安を発表しました。

 

使用する機材は予想通り日本航空からもらうようです。

(ZIP AIR日本航空が100%出資)

機材は787-8。これも予想通りですよね。

 

で、ここからが問題。

就航先は2路線で、スケジュールの詳細は発表されませんでしたが

ソウル(仁川)

バンコクスワンナプーム

とのこと。

 

え?長距離国際線はLCCが就航してないから、そこに突っ込むって言ってなかった??

ソウルは近距離で、バンコクは中距離。

話が違うやん、そして名前もださい。。。

 

これからの時代を見据えて東南アジアに飛ばすならベトナムやろ!

東京からのLCCもベトジェットしか飛んでないし。

 

ちなみに羽田と成田を含めた首都圏の空港からソウルとバンコクLCCを含め毎日20便以上飛んでます。

需要も多いけど供給も多い路線です。

 

こんな供給過多の路線に参入とは。。

しかもソウル線のLCCは小型機B737A320で採算が取れるか取れないかのレベル。

そこに787って。。

しかも787は低燃費が長所、それなのに近距離国際線にするとは。

 

機材も現在の日本航空保有する787を改修して座席配列を変えるとのこと。

今は2-4-2の配列を3-3-3にするらしい。

787で3-3-3は問題ない。実際に日本航空以外の大手航空会社も3-3-3の配列ですから。

しかし機材はすでにある、それだったらLCCとしては超絶快適な2-4-2を維持してLCCと大手の中間の価格設定にすべきでは?

 

スケジュールはどうするのでしょうか。

成田は24時間空港じゃないので、深夜と早朝(6時から使えるけど)の利用が出来ない。例えば東南アジア路線でよくある深夜出発が組めない。

 

発表時に機材繰りは効率的にまわすとありましたが、それは可能でしょうか?

成田からソウルはターンアラウンド含めると往復で6時間は必要。

バンコクは12時間は必要。

そして深夜は使えない。成田発バンコク行きが22:30とかに設定するのか?

そしたらバンコク到着は夜中3時やん。。まあLCCなら仕方ない時間帯ですが。

 

日本航空にはすきま産業を狙って欲しかった。

大手と格安航空会社の中間を。

 

1、座席が広い

2、荷物預けが無料

3、機内で飲み物が出る

 

その代わり価格もちょうど中間。これが良かったのでは?

まあ機内サービスに関しては詳細は発表されてないので、今後どうなっていくかは様子をみてみましょう。

 

飛行機好きとしては疑問しか残らない発表でした。

確かに関西はLCCが沢山飛んでるので首都圏にしたのは正解でしょう。

しかし就航先や機材繰りに疑問を感じずにはいられなかった。

 

就航は早くて1年先とのこと。恐らく予約がスタートする時は破格のセールがあると思います。それを今から心待ちにするのは良い選択肢でしょう。

否定的な事を書きましたが、LCCが1社でも多く就航する事を願う僕にとっては悪い話ではない。

少しだけ期待しておきます。

 

次の記事は未定ですが、おそらく乗り物関連になると思います。