旅と乗り物時々その他

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タイ 元ブルートレインに乗車

今回は乗り物ネタです。

 

前回の記事でタイ北部のチェンライを紹介しました。

そのチェンライからチェンマイに戻り、バンコクまで日本のブルートレインとして活躍してた車両に乗ってきました。

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チェンライからチェンマイまではもちろんバスで。

チェンマイのバスターミナルからチェンマイ駅は2kmほど離れています。

僕は歩いて行きましたが、凄い暑さもありかなり疲れました。

タクシーやバイタクで行くのがお勧めです。

で、駅に到着

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写ってるのは駅舎とソンテウと言う乗合タクシー

チェンマイ駅は中心部からも離れてますので、駅までこのソンテウを使う人が多いです。チェンマイ中心部から駅まで50Bほどです。

 

ちなみに駅前にセブンイレブンがありますが、タイのセブンは17時までお酒売ってません。

なので列車の出発前にお酒買い込みたい!という僕みたいな人でビール等を買いたい方は駅を背に左手に100mほど進むと売店があります。そこでお酒を調達できます。

 

僕が乗るのは列車番号14。バンコク行きの14列車とチェンマイ行きの13列車は元ブルートレイン率が高いとのことでこの列車を予約しました。

タイの夜行列車は殆どが韓国製の二段寝台です。

韓国製の二段寝台は昔のA寝台のイメージでしたね。

この旅で1度乗りました、めっちゃ快適でしたがブルトレと違って特に思い入れがないので。。

 

バンコクまでは約14時間、値段は二段寝台の下段と上段で変わります。

上段の方が安く、僕が取った下段で890Bほど。約3000円ですね。

 

ちなみにこの区間LCC使うと2000円、90分ですよww

時間かかるくせに高い。アホらしいですよね。

しかし、この「無駄」がいいんです。

男性は理解してくれると思いますが、この無駄が最高に楽しい。

 

この記事で書いてますが、チェンマイからバンコクに行きましたが僕はバンコクが目的地ではなく、ウドンターニーが目的地でした。

チェンマイからウドンは夜行バスが出てるのでそれに乗れば一夜で着きますが、それは面白くない。

地図で見ると一目瞭然ですが、僕はチェンマイバンコクーウドンターニーのV字型旅行をしました。

どれだけ無駄かはそれぞれで地図見て下さい。

 

 

日本のB寝台の車両だったのですが、日本でこの列車を半日かけて移動すると少なくとも15000円は必要ですし、今は寝台列車サンライズのみなので乗ることすら出来ません。寝台列車は昨今ななつ星や瑞風、四季島など金持ちや高齢者向けの豪華列車しかありません。サンライズは基本個室ですし。

なので寝台列車の旅情を味わう為にタイに行く。

これは凄く良い計画ではないでしょうか?30代以上の人は懐かしのブルートレインですよ。

 

話が長くなりましたが、元ブルートレインですが外装は変更されブルーじゃなくなってました。これは凄く残念。

まあちゃんと元ブルトレに乗れたのでOKっす。

 

それでは内装を。

クッションなどは変わってますが、基本は昔のままです

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立席特急券なんてモノもありましたね?

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上段。湾曲した頭上空間、スピーカーが昔のまま。

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上段は荷物置けるんですよ

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ね、色が変わってるでしょ

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方向幕が撤去されてるようでこの表示に。

これはこれで国鉄っぽくて良い

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食堂車も連結されてました。この車両はエアコンなしなので窓があいます。

だから停車したら蚊が入りまくるのが難点。

奥に写ってるのは韓国製の車両。元ブルトレが二等で韓国製車両が一等と二等とありました。

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機関車もかっこいい

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バンコクまで宜しくお願いします

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一等の内装

確か洗面台とシャワー付きという豪華さ。

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一等は二等の2.5倍くらいの料金だったかな

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こちらは韓国製の二等

列車にそこまでこだわらない二人旅ならこっちがいいかも

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上段は収納型で、下段は二つの座席を展開してベッドにします(車掌がやってくれる)

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売店で買ったビールを飲みながら旅情を満喫、うん最高

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ブルトレのまんま、窓の下にあるのは補助椅子。

取っ手を引っ張ると椅子が出てきます。

そこに座って景色を見ながら移動出来ます。

 

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寝る前にベッドメイク

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フラッシュつき

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14時間ちょっとかかってバンコクに到着

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この角度から撮れるのは海外だからこそ

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かっこいいね

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初めて見る車両が止まってた。

何かわからんのでご存知の方教えて下さい。

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手前が韓国製寝台客車、奥が元ブルトレ。高さが全然違う。

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同じ機関車がバンコクまで引っ張ってくれてました。

本当にお疲れ様、そしてありがとう。

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到着したバンコク、ファラボーン駅は設計者がヨーロピアンらしく欧州風の建造物でとても美しい。ミラノ中央駅に似た感じでめっちゃお気に入り。

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ここからタイ全土へ列車が出てます。

行った事ない人はぜひ行ってみて、凄く雰囲気いいです。

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お腹が減ったので駅構内のブラックキャニオンで朝食。

チェンマイのターペーゲートにあったやつです。

ここのコーヒーは甘くても美味しい。

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僕は乗り物が好きですが、移動手段としては夜行列車が一番好きです。

横になれるし、途中で外の空気を吸える、そして雰囲気と旅情がたまらない。

車窓から見る月は本当に美しいです、田舎を走る事が多いので月が余計に綺麗に見えますし、停車駅直前から町の明かりが見えてきたり旅をしてる実感、現地の人の暮らしを感じ取れます。

 

こんな大好きな夜行列車が前述の通り母国では絶滅寸前です。

なので海外で列車の旅をする。

これは今しか出来ないかもしれません。

海外も夜行列車は淘汰の方向で進んでます。

実際マレーシアがそうでした。

 

今出来る事を楽しんでね、夜行列車がそう伝えてくれた気がします。